食品工場の建設をご検討の皆様、こんにちは。
株式会社アークプランニングの代表 武井です。
今回は、食品工場建設における衛生管理の重要性と、それを実現するために押さえておくべきポイントについて詳しく解説いたします。
HACCP対応の工場設計から汚染源の特定と予防、防虫・防鼠対策、建物構造の工夫、そして建設費のコスト削減方法に至るまで、具体的な方法と事例を交えながらご紹介いたします。
食品工場建設における衛生管理の重要性
食品工場の建設において、衛生管理は製品の”品質”と”安全性”を確保するために最も重要な要素の一つです。
衛生管理への取り組みは、製品の品質を保証するだけでなく、”消費者の信頼”を得るためにも欠かせません。
食品工場は常に高い衛生基準を維持し続けることが求められ、それを実現するためには、建物づくりの専門家の協力が非常に重要になります。
この点で、HACCP(危害分析重要管理点)は、食品の安全性を確保するための国際的な管理手法として非常に有効です。
食品工場の設計段階でHACCPに対応した設備やレイアウトを取り入れることで、汚染リスクを最小限に抑えることができます
HACCP対応の食品工場を建てるために押さえておくべきポイント
HACCP対応の食品工場を建設するためには、以下の3点を押さえておくことがポイントです。
①汚染源の特定とクロスコンタミネーション(交差汚染)の予防
まず、汚染源となる可能性のあるエリアを特定し、建物構造から適切な対策を講じることが重要です。
例えば、原材料の搬入口と製品の出荷口を分けることで、交差汚染(クロスコンタミネーション)を防ぐことなどがあげられます。
また、汚染源として考えられる他のエリアも特定し、清掃や消毒を徹底することで、さらなるリスクを回避します。
②食品工場の防虫・防鼠対策
食品工場では、防虫・防鼠対策も欠かせません。
場所によっては全ての窓に防虫ネットを設置し、出入り口には防鼠ドアを採用することで、外部からの汚染リスクを防ぐ設計を行います。
その中でも、耐久性の高いステンレスメッシュ素材の防虫ネット素材を使用することで、ランニングコストを下げたりといったコスト抑制も随時行っていくことも大切です。
③食品工場の建物構造についての工夫
食品工場の衛生管理を強化するためには、建物の構造も重要な要素となります。
例えば、製造エリアと非製造エリアを明確に分けるための壁やドアの設置、作業員の動線設計などが挙げられます。
また、床材や壁材を選定する際も衛生管理がしやすいものにすることが重要です。
耐久性があり、清掃が容易な素材を使用することで、汚れや菌の繁殖を防ぐことができます。
食品工場建設の建設費削減
HACCP対応の、衛生管理の行き届いた食品工場を建設するためのポイントをご紹介いたしましたが、やはり、工夫すればするほど莫大なコストがかかります。
しかし、「なるべくコストを抑えて他の投資へ回したい!」とお考えの施主様がほとんどではないでしょうか。
そこで、弊社が行っているコスト削減方法として、「施工業者の選定」があります。
コスト削減における有効策「施工業者の選定」とは
弊社はご依頼をいただき、設計を行った後、多くの施工業者に見積もりを依頼します。
そして、その見積もり金額を精査しながら、最もコストパフォーマンス高く施工を引き受けてくれる業者に施工依頼を致します。
実際に弊社が受け持った事例として、約3億円削減した実績もございます。
このように施工業者を選定することで、無駄なコストを削減しつつ、衛生管理の行き届いた食品工場が建設可能となります。
「施工業者の選定」含め、建設費削減方法について無料ダウンロードレポートへ詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください!
最後に
いかがでしたでしょうか?
食品工場の建設において、重点的に考慮するべき衛生管理について解説しました。
HACCP対応の工場設計、汚染源の特定とクロスコンタミネーションの予防、防虫・防鼠対策、建物構造の工夫、そしてコスト削減のための施工業者の選定といったポイントを押さえることで、高い衛生基準を維持しつつ、効率的でコストパフォーマンスの高い工場建設が可能となります。
群馬県で、HACCP対応の衛生管理基準の高い食品工場の建設をご検討されている方は、ぜひ弊社へご相談ください。
私たちの経験と専門知識を活かして、お客様のニーズに合わせた最適な工場設計をご提案いたします!